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オヤジも歩けばアクセスポイントに当たる!?
第8回 VAIO type Uで大都会の“無線LANジャングル”を探検する
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2006年6月12日
Wireless Gateにぴったりなパソコンが登場
Wireless Gateにふさわしいモバイル機器は何だろうか──。
前回紹介した「PSP」は確かに携帯性に優れている。しかし、組み込みのブラウザーでは一部表示できないページがあるなど、機能的な“縛り”があるのも事実。一方、ノートパソコンは、機能に文句はないが携帯性に劣る。どちらも一長一短だ。せっかくのWireless Gateなのだから、それを最大限に生かせる“パワフル”で“コンパクト”なモバイル機器はないものだろうか?
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VGN-UX50を手にするヤシマノブユキ氏。 |
そんな風に考えていた筆者の前に颯爽と現れたのが、ソニー“VAIO type U”シリーズの新製品「VGN-UX50」(以下UX50)だ。
VAIO Uシリーズとしては、およそ2年ぶりの新製品。ジャケットのポケットに入ってしまうほどのサイズで、Windows XPがサクサクと動く、超コンパクトなモバイルパソコンである。屋外でも見やすい4.5インチの“ワイド・クリアブラックLE”液晶パネルや、パソコンと同配列(QWERTY配列)のスライド型キーボードを搭載し、重さはわずか520g。IEEE 802.11a/b/gに準拠した無線LAN機能も装備しており、最大54Mbpsで通信できる。
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ポケットに入るほどコンパクトなパソコンがUX50だ。 |
このUX50でWireless Gateを利用すれば、自宅のAVサーバーやインターネット上のブロードバンド配信サイトの動画を街中で快適に視聴したり、ふと思いついたアイデアをその場でブログにサクサクとアップロードすることもできそうだ。PSPやPDAでは難しかったことがいともカンタンに実現できてしまう。これこそ探し求めていたものだ!
……ということで今回は、発売直後のUX50を手に、アクセスポイントの密集地帯である東京・新宿の街を歩いてみた。
299円で1日使い放題だから、手軽
ここで街歩きに便利なWireless Gateの“新料金プラン”(5月改訂分)に関して簡単におさらいしておこう。最大の特徴は、これまでの“時間従量制”が、定額の“使い放題”に変わったことだ(コラム参照)。
“1日あたりいくら”という料金システムは、他の公衆無線LANサービスでも導入されている。しかし、出先で無線LANを利用する際に、1ヵ所で終日作業し続けるケースはめったにない。たった数十分使用しただけでも、24時間分の料金が請求されてしまうのでは何か損した気分だ。場所を変えながら、何回か接続するようなケースも考えられるが、移動先で少し前に利用していたのと同じサービスが利用できる保証もない。
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無線LANが使える喫茶店に入った……。でも、1時間も使わないのに1日分料金が発生するのって理不尽に感じませんか? |
その点、Wireless Gateは、4種類の公衆無線LANサービスを横断的に利用できる。接続可能なアクセスポイントも、携帯電話機で検索できるので、見つけやすいだろう。どこに行ってどのアクセスポイントに何回接続しても時間内なら“定額”というのは割安感があるし、安心感もある。特にライトユーザーにお勧めできるプランだ。
また、月額使い放題プランは、12ヵ月契約の場合は2万2680円となる。一度に支払う額は大きいが、月ごとに分けると12ヵ月契約の場合、毎月1890円になる。これで複数の公衆無線LANサービスを横断的に利用でき、しかも契約先はWireless Gateの1ヵ所で済むのだから、これも“楽チン”かつ“お得”なプランであるのはいうまでもない。
コラム:新料金プラン
料金プランは2種類ある。ひとつは“都度利用プラン”と呼ばれるもので、299円払えば、Wireless Gateのアクセスポイントが1日使い放題になるというもの。料金は“使った日数×299円+月額基本料金210円”が請求される。もうひとつは“月額使い放題プラン”で、これは3/6/12ヵ月単位で定額になる。
5月改定の新料金プラン
| プラン名 |
料金体系 |
| 都度利用プラン |
月額基本料金210円+299円×利用日数 |
| 月額使い放題プラン |
7875円(3ヵ月) |
| 1万3230円(6ヵ月) |
| 2万2680円(12ヵ月) |
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契約期間にもよるが、毎月コンスタントに6日以上使うのであれば月額使い放題プランがお得だ。逆に1ヵ月の使用日数が5日以下なら、都度利用プランを選択するといい。
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パソコンだから、機能制限なし
ということで、いよいよ街に出た。今回訪れたのは新宿西口周辺。駅前〜西新宿高層ビル街〜西口繁華街〜新南口というルートで散策した。前回も紹介した携帯電話用のサービスで検索すると、付近のアクセスポイントが何ヵ所も表示された。
マクドナルドや喫茶室ルノアール(BBモバイルポイント)、路上や公園(livedoor Wireless)などで試してみたら、あっけなくつながってしまった。中でも便利だったのは、livedoor Wirelessのアクセスポイント。電柱などにアクセスポイントを設置した広域サービスのため、いちいち店舗に入らなくていいのだ。コーヒー1杯分の懐を痛めずに、インターネットに接続できるので、覚えておくと重宝する。
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お買い物の前にちょっと価格チェックといった使い方も便利だ。 |
UX50特有の設定というのはない。接続は、事前にインストールしておいた“ワイヤレスゲート・ツールバー”が自動でやってくれた。これはInternet Explorerで利用でき、対応するサービスの接続設定があらかじめ登録されているだけでなく、アクセスポイントの検出や各サービスへのログインまで自動でやってくれる便利な代物だ。Wireless Gateユーザならマストでインストールしておくべし。
“街歩き”で便利なシーンはいろいろあるぞ
インターネットに接続してしまえば、パソコンでできることは何でもできる。何せUX50はPDAではなくWindowsパソコンなのだ。“GyaO”や“YouTube”で、動画コンテンツを試聴したり、内蔵カメラで撮影した画像のアップロードやブログの更新も難なくこなせた。また、ウェブメールの送受信や、オンラインブックマークの利用、Googleマップのような衛星地図、Skypeでのテレビ電話……など、応用の範囲も無限大だ。
ちなみに、数ヵ所の54Mbps対応アクセスポイントで実効速度を計測してみたところ、上り/下りとも約12Mbpsほどあった。帯域面でも十分だろう。
最後に、外出先でネットにつなげて「ここが便利だった」という例をいくつか。
まず移動途中、量販店でタイムセールをやっていた。本当に底値なのだろうか? 根がセコイ筆者は、価格比較サイトで調べてから買うのが習慣だ。メジャーな価格比較サイトは携帯電話機でも利用できるが、パソコンの方が一覧性は上である。街角で立ったまま、価格を検討して、お目当てのブツをゲットした。もう店頭展示品のパソコンは拝借しません!(今までスミマセン)。
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気になる曲を見つけたら、配信サイトでダウンロード。UX50なら、その場で音楽を楽しめる。 |
FMラジオや有線放送から流れてきた曲で「いいな」と思った曲を、ラジオ局のサイトにある“オンエアリスト”で調べたところ、それがたまたま“iTunes Music Store”で買えることが分かった。曲を購入するためのプリペイドカード(iTunes Music Card)をコンビニで仕入れ、近くの公園で一服しながら曲をダウンロード購入。iTunesを使って帰りの電車で聴けたのは嬉しかったし、新鮮だった。CDではこうはいかないし、ダウンロードした曲をiPodに転送せずに聴けるのもラクチンである。
とまぁ、こんな感じでアクセスポイントを渡り歩き、結局、UX50の電池が切れるまで約2時間30分、無線LANサービスを満喫できた。そういえば、HDDの代わりに16GBフラッシュメモリーを搭載した新機種も近々登場する予定なんだとか。それで、電池の持ちがさらに良くなるなら、ますますWireless Gateを楽しめそうだ!
(ヤシマノブユキ)
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